伸びをしながらリビングへ行くと、制服を床に投げ出す愛優がいて。 「──おはよ」 「あッパパ!そこ踏まないで!」 「……ん?」 靴下やらブレザーやらが、床に散らばっている。 「パパあたしのブラウス知らない?…ないんだけど」 と口を尖らせて言った。 「んーブラウス…?」 「そう…」