「…でも季蛍また入院になるんですかね」



パソコンを見ながら言うと、蒼先生は何かを考えているような表情を浮かべた。



「入院避けたい」



ぽつりと呟いた蒼先生の言葉に振り向くと、蒼先生は我に返ったように笑った。


「あぁ、いや。まぁ決めるのは主治医だ」



患者さんの丸椅子に腰をかけて、蒼先生はまたか考える表情。



「なんか…体調崩す度に入院って言うのも。毎回辛そうな季蛍見るの悲しいっていうか…まぁ俺のわがまま。

まぁいいんだけどね、季蛍の為だもんな」



「………」




「意識回復してくれるといいんだけど…」




蒼先生はそう呟いて、季蛍の側に椅子を寄せた。