それでも反応がなくて、強めに名前を呼んでも全く反応はない。



脈に手を当てて蒼先生は首を傾げる。


「脈もしっかりしてる。呼吸も辛そうじゃないしな」




「…どうします?薬入れてもいいですよ」




「点滴入れて様子見るか」




「…そうですね」