「何の検査結果?いつやったの、これ」



季蛍に訪ねても黙るので、そんな様子を見てか高島がため息をついた。


「この前仕事終わりに吸入したとき…血液検査したんです」



「あぁ…それの結果」



「貧血も見られるし、発作止めの飲み忘れもあるんです」



「あーあ、高島怒らせたか?」



季蛍の頭に手を添えて言うと、

『ごめんなさい…』


と小さな声が聞こえる。



「ご飯…食べる時間なくて…それに……食欲も…なく…って」



最後の方は消えかけた小さな声。


「…薬もまぁいいやって」



反省したように俯いて高島のことをただただ見つめる季蛍。



「…喘息の発作、起きてもいいの?」


高島の視線は逸らすことなくパソコンの画面へ向けられる。



「嫌…です」



「なのに『まぁいいや』って?」



「…ごめんなさい」