少しして上半身が起こされる。


体も少し持ち上げられて、ベッドに座る形になった。


「薬、飲み込んで」



高島先生の手の中には薬が。



もう片方の手にはペットボトルが握られている。



だけど息は荒くなるだけ。



酸素を取り込もうとすればするほど呼吸が苦しくなってくる。