「…ほら。我慢してご飯食べなくていいから」




洗面台に体を預けて。




「…今日朝とか昼、ご飯食べたときはどうだったの?…吐いてない?」





「…吐…いた」





「吐いたの?……それ高島が診てくれたとき言った?」




首を横に振ると小さなため息が聞こえて。




「じゃあ明日朝俺と病院行こう。…本当は行かなくてもいいかなって思ってたけど…吐いたなら行かなきゃね」




「…やだ!!明日は寝てるの!」




「明後日から仕事行くには病院しか方法がないの。…診察が嫌って言っても高島なんだから」





「……。」