「…季蛍もう無理?」
蒼のそんな声が聞こえても、首を横に振ってしまって。
だけど3口目を口に入れて飲み込んだ所で、頭の中がぼーっとして……目の前が歪んだ。
「島内さん早く復帰できればねー」
「まだだめそうなんですか?」
「うん。…無理だね」
話をしていた蒼の視線だけが…痛いほど刺さる。
「…季蛍?」
「…吐きそ」
手元のタオルで口元を押さえたら、完全に我慢していたものが解放された。
「季蛍…無理するなって」
蒼は立ち上がって私が押さえていたタオルを押さえてくれて。
「…まだ出そう?」
「…ん、」
「洗面所行こっか、…まだ吐くみたいだし」
抱え上げられてされるがまま。


