スースーと寝息をたてて布団の中で眠る陽の姿が…なんだか無防備すぎて。


こんなんじゃ狼さんに食べられちゃうよ、


だなんて思いながら。




無防備な寝顔を見ると…どうしても我慢ができなくなって。



眠る陽の頬に軽く口づけ。



疲れてとっとと寝ようと思っても、こんな顔見たら眠るにも眠れない。



結婚して子供が生まれても、何だかんだ陽への思いは変わらなかったりする。



「お疲れさま」



一日中結の面倒を見てくれている陽に呟いて、もう一つ口づけ。



「……今ほっぺにキスした」



声が聞こえて目を開けると、眠たそうな陽がこっちを見ていた。



「うわ、起こしてごめん」



「…港寝ないの?」



「ん、寝る」