「ママ!!夏…結くん欲しい!!」


唐突に夏来が叫ぶから、俺も高島も…もちろん季蛍も目が点に。


「…え?」



「お兄ちゃんになる!!」



「…え!?」



顔が赤くなっていく季蛍を見て、高島は『ふふ』と笑った。



「弟…欲しいの?」



「結くんのお世話したの!!」




「あぁ…それで欲しくなっちゃった?」



「……」



「え…で…でも、…」



「夏…おいで」



手招きをして夏来を抱える。



「季蛍顔赤ーい。熱上がってきたんじゃないの?」



そう高島に言われて、ちょっと頬を膨らます季蛍。


「意地悪…」



「季蛍の好きなマフィン買ってきたから。…置いていくよ」



「え……あ…ありがと」