「多分季蛍今起きてると思いますよ。30分前に様子見に行ったときは起きてたので」



「そうか、熱は下がってないの?」



「今のところは。冷やしてないと痛みが我慢できないみたいで」



季蛍への病室へ向かう途中、夏来は辺りをきょろきょろ。



「夏来くん何歳?」



高島が寄って聞くけど、びびってまた俺の後ろに隠れてしまう。


「高島白衣着てるから。…怖がられてるよ」



そう言って笑えば『あ、なるほど』と苦笑いが返ってくる。



「やっぱりお医者さんは怖いんですね」



「それ言ったら俺どうなるんだよ」



「蒼先生はパパだから特別なんですよ…いいですね」



落ち込む高島もよくわからない…けど。