「考えてるくらいなら寝な。入院になるのは避けたいんでしょ?なら俺だって季蛍のために頑張る」



「高島先生…」




「頑張るって言っても俺は季蛍に針を刺すだけだけどね」



そう笑って季蛍の側に座る。



細い腕を握って軽く消毒をすると、季蛍の体がピクリと反応する。


腕に力が入って腕を引こうとしているし。



「…力抜いてないと痛むよ」



と言いつつも刺すと、『痛い』と小さな声が。



「少し眠ってて。お昼になったら点滴外しに来るから」



「わかりました…」