「わざわざ家にまで診に来ることないじゃないですか」





「蒼先生が病院に来る気はないみたいって言ってたから」




「……」





「そんなら行ってやろうと思って」





「……別に、…別に診察が嫌で病院に行かない訳じゃないです」





「え?違うの?」






「………いや、そうだけど…」





「なんだよ、どっち」






笑った高島先生は、私のパジャマのボタンを上から外して。




「明日は仕事、行ってもいいですか?蒼は許してくれないから…」






「ん~?どうだろうね?熱が下がんないと来れないけど。蒼先生が許してくれないのは誰の為を思ってなんだろね?」






「……そんなことわかってますけど…でも行きたい」





「…まだ許可は出せない。熱が完全に下がらないと」




結局ボタンを全部開けられて。





「…なんなら解熱剤使ってほしいです。早く熱下げて欲しい…」






「解熱剤使ったところでぶり返すのは目に見えてるだろ?…蒼先生もきっと解熱剤は飲ませてないんじゃない?」






「……」