「音に元気がないな」


聴診器を外して服を直してやると、『危ないですか?』と震えた季蛍の声が聞こえた。



「…えぇ?危ない…って」



「…死んじゃったりしないですよね?」




「何…急に」



不安そうに見てくるもんだから、


「死にはしないよ。…俺そんなこと言ったっけ?」



「…言ってない……です…けど」



「死んじゃうなんて…縁起でもない。何でそう思う?」



あまりにも急に言い出したもんだから、どんな意図で言ったのかと不思議になってしまった。



「……だって苦しいから」



「…ん?…季蛍何かあった?」