カルテに目を通すと、一昨日から発熱したことがわかった。 怖がって…なのか母親の服をぎゅっと握っている桜ちゃんに目線を合わせると、顔を背けられてしまう。 「んふふ、完全に怖がられてる」 「…桜、先生は優しいよ。桜の苦しい所診てくれるんだよ」 お母さんの声に、桜ちゃんは顔をあげて泣きそうな顔をする。 「さく…苦しくない…」 「お家で苦しかったでしょ?ぜぇぜぇしたでしょ?」 「………しくない」