準備を済ませてお風呂からあがってくると、微かに泣き声…が聞こえる。


…結?



リビングに慌てて行ってみると、リビングのソファにはまさかの陽の姿。



その陽の腕には結が抱えられている。



「大丈夫………大丈夫………」



結にそう言い聞かせてる陽の方が大丈夫じゃないでしょ…、全く。



ぎゃあぎゃあ夜泣きする結の背中をトントン叩く陽は、目を瞑って何かに耐えているようで。



「陽、代わる」



「……ん」


うっすら目を開けた陽は、また結の背中をトントンして「大丈夫」を繰り返した。



そんな陽の腕から結を抱き上げて、陽の額に手を当てると、じんわり熱いのが伝わってくる。



「結のことはいいから寝な」


「…そんなこと…できないよ…」



また結に手を伸ばす陽だけど、顔は赤いし目も閉じてしまいそう。



「いいから……ね、寝かせとくから」



「……でも、港…」



「子育てなんて1人でやるものじゃないでしょ?体調悪いときくらい大人しく寝てな」


そう言えば少し納得したようで、部屋に戻っていった。