「…ってすみません!カルテの確認中にお時間とらせてしまって」



「いや、ありがとう。陽多分言わないつもりでいたから…教えてくれて助かった」



「いえ…これぐらいしかできなくて」



「これから…陽に電話かけてみるよ」



「そうですか!」



「ありがとう季蛍さん。わざわざ報告してくれて」



「いえ」



「陽の話も聞いてくれてありがとね。陽も多分…随分楽になったんだと思う。話聞いてもらえるだけで」


「こんな私でよければ…」



「んふふ、こんなって」



「えへ、そこまで自信なくて」



「んふふ…ありがとう。伝えてくれて」



「いえ。…じゃあ陽さんお大事に」



「うん」