しばらくして ガチャリ と寝室のドアが開いて。





「ただいま。…寝てた?」





寝室に入ってきて電気をつけた蒼は、私のすぐ側に腰を下ろした。






「……体調どう?」





「……」






額に手が当てられて、苦笑いで返された。





「まだ熱い。……どうする?高島いるけど」






そういって笑う蒼に





『大丈夫、体調悪くないから』






と言ってちょっとふてくされてみる。





「んー……まぁ具合は悪そうだから寝てろ。
何かあったら呼んで。……リビングに俺と高島いるから」