~♪~~♪


「はい」



「あ、港くん?お疲れ様です」



「お疲れ様、季蛍さん」



「今大丈夫ですか?」



「うん、今はカルテの確認だけだから。何かあった?」



自然に立ち上がって向かえるように手元が動く。



「あ、いえ!業務連絡…というよりかは、この前陽さんとお話させて頂いたときの話なんです」


「…あぁ、陽のこと?ごめんね、季蛍さんも忙しいのに気遣わせちゃってるね」



「いえ、とんでもないです。陽さんの話聞くのも私のちょっとした役目なので」



「んふ、ありがと。そう言ってもらえると嬉しい」


「陽さんにも港くんにもお世話になってますから」



「こちらこそ。……陽がどうかした?」



「港くん陽さんから聞いたりしてませんか?」



「俺…は特に。泊まり続きであんまり帰れてなくて」



「そうですか。私からの連絡で申し訳ないんですけど…陽さん以前乳腺炎になったそうなんです」



「…え?陽が?」



「はい」