「おじゃまします…」 「どうぞ!」 家の中に入ると、甘くて美味しそうな匂いが漂っていた。 「ミルクティー入れたんです。良かったら」 椅子に座るとミルクティーが置かれた。 「ありがとう…」 「いえ。よければ飲んで下さい」 目の前に腰をかけた季蛍ちゃんは、私と目が合うと優しく微笑んでくれた。