ウキウキしながら久しぶりに自宅の玄関の扉を開ける。 「…ただいま」 「あああ!ふーう!!!」 リビングからトタトタ音が聞こえて、飛び出してきた凜は…急に俺に飛びついて。 「おかえり!」 「……ただいま」 「待ってた!」 「ごめん」 荷物を落としてぎゅうと抱き返す。 「ご飯できてる!」 「ほんと?お腹すいたから食べる」 凜が体から離れてから、家の中に入った。 「ん?なんかいい匂い」