「いただきまーす」
「久しぶりに食堂来た」
「んはは、俺も」
隣に座る港の言葉に共感しながら、水を一口。
「これから外来行って…オペの打ち合わせあるんだわー…」
「最近オペ忙しいね?白衣姿の港も見ないな」
「まぁな。打ち合わせも詰め詰め」
「大変ですねー外科の先生は」
「外科に限らず」
「まぁそれ言っちゃ全部だよな」
「季蛍さんも最近体調崩してないみたいだね?俺毎朝見かけるよ」
「うん、なんか調子いいみたい。まぁ俺のおかげ」
「んはは、何?また家で監視でもしてんの?」
「監視……って何か言い方。
ご飯ちゃんと食べるように言ってるだけ。あと薬。それから大分調子いい」
「そうなんだ、やっぱり食事かぁ…」
「……ん?陽さんどうかしたの?」
「何で」
「いや、顔に書いてある」
「…んふ」