「今日高島お休みだよ」


「…え!?」



朝から高島を探す季蛍に言えば、驚いた顔で数秒間停止。



「……ん?何その顔」



「い、いや、珍しい…ね」



「体調悪くて友那さんの病院にお見舞いのついでに診てもらうって」




「やっぱり高島先生具合悪かったんだ」




「…で?季蛍の用は?高島に用があるなら俺に伝えるってことになってるんだけど。今日は」



「な…何でもないよ。別に用なんてない…から」



『あはは』と笑いながら季蛍は医局を出て行く。


…変なの。