「高島ってよくわかんないな」 「ね」 そう笑う季蛍にも、さっき 「よくわかんないな、季蛍」 と言ったのを思い出して、俺の周りはよくわからない人だらけだと思うと…少し笑える。 「…夏来迎えに寄りたいけど母さん実家かな? 家にいるかな」 「今日愛優が夕方迎えに行って家で面倒見るって言ってたよ」 「あ、そうだっけ。じゃあこのまま家帰ればいいのか」 「うん…愛優も頼りになるね」 「そうだな~…ご飯作ってくれるし」 季蛍の頷きを横に、車を家へと走らせた。