「全く……港が何で暗い顔なのよ。体調悪いのは私なんだから港は心配することないでしょ。 少し熱が高いから不安だっただけよ」 「…無理すんなよ」 「…………陽ちゃんに言いなさい」 そう言う母さんは、確かに体調が悪そうだった。