医局に入っても高島の姿も季蛍の姿もなく、ただ先輩がソファでうずくまって眠っている。
「あ!蒼先生来てたんですね」
「あ。おはよう高島」
「おはようございます。季蛍まだ来てないですよ」
「……は?」
「発作止めと着替えと…取りに行くからさっき一度帰りました」
「行き違いだ……まぁいいや。発作止め家に置いてないけど」
「え?そうなんですか」
「だって俺持ってるし。この前切れたばっかりだし…ていうか何で発作止め?」
「いや…俺あげるって言ったら着替えも忘れ物も取りに行きたいのでいいですって」
「…ふうん。変なの」


