「…んで、何か心配なことでも?って聞いたら前から体の不調があるだとか。
だったら始めから外来に来てくれれば良かったんだけどね」
「…ふーん」
「まぁ…宮島さんもあの後看護士やらに謝ってたし。結局入院することになったけど」
「…でも良かったね、引き留められて。それで倒れたら病院のせいになっちゃう」
「まぁね。危なかったよ。そういえば季蛍さんは?一緒に食事誘えば良かったのに」
「季蛍まだ病院。残業だって」
「…季蛍さんも大変だね、巻き返し」
「ご飯食べる時間ないって。…まぁ俺らもそうだからこうなってんだけどね」
「あー…でも医局でクリームパンかじってる季蛍さんは見かけるよ」
「そうそう、クリームパン常備してんの」
「んはは、おもしろいね季蛍さん」
「おもしろいんだかアホなんだか」