「…少し寝かせといてもいっか」



そういって蒼は私の隣に座る。



「お弁当箱見せて」



「…え?」




「俺が今朝作ってやったお弁当。食べた?箱見せて」



「……食べた食べた、もういいから…ほら忙しいんでしょ仕事」




「季蛍」



「私も忙しいの」




……なんて言ってパソコンを見つめる。




「…素直じゃないなぁ」