医局について白衣を脱ぎ、何となくネクタイを緩める。
息苦しいせいで頭に酸素回ってないのかな…?
白衣を椅子にかけた所で、『お疲れ様でーす』と聞き覚えのある声。
…季蛍だ。
「あ、高島先生お疲れ様です」
「お疲れ様」
「高島先生汗すごいですよ?どうしたんですか?」
そういって隣の席に腰をかけた。
「汗?……そう?」
「ワイシャツびっしょり。……忙しかったんですね」
「…んーさっきまで救急にいたけど」
「着替えます?蒼のワイシャツならありますよ」
「いや、それはさすがに」
「でも……当直でびっしょりのワイシャツってキツいんじゃ」
「……おっしゃるとおりですね」
「貸しますよ!どうせ蒼着ないし。ていうか私が内緒で持ってるんです、数枚」
「…何で?」
「家に取りに行くことになるのが嫌なので」
「……ふーん」


