「ん?…ボタン?白衣の…にしては小さいし…」





藤宮くんはそのボタンをずっと眺めた。





「…白衣のじゃないんだ。蒼の…ボタン」






「……蒼先生の?もしかして……ワイシャツの?」






「……そう。高校生の時に貰った」





「…え、えぇー?高校生の時のワイシャツのボタン…?」






「うん。……そうだよ」






「す、すごいですね…」