だらしなく広がる白衣と、苦しそうに息をする季蛍の体。


見ててこっちまで息苦しくなるような、そんな呼吸。



椅子をそのままベッドに寄せて、だらしなく広がる白衣の下に覗くブラウスのボタンを外す。



「熱あったら今夜中に高島に連絡入れるからな」




「それだけは…」




脇に体温計を挟んで、目を合わせればウルウルの瞳を向けていて。


「あのなぁ……その顔やめろ。甘やかしたくなる」



「…なん…で」




「いいから鳴るまで黙って」




「……酷」