「体弱いの……生まれつきだからしょうがないんです。治したくても治せないんです」
「………」
「私だって蒼くらい体強かったらもっとしっかり仕事してます」
そう言って椅子に座ると、キーボードを打っていた高島先生の手が止まって、私の椅子がクルリと回された。
「だから……体生まれつき弱い弱い…って。関係ないから。
ご飯食べれるときに食べないから免疫力も何もかも落ちるんでしょ。医者は忙しいから3食べられないのはわかるけど、食べられる時間に食べないでいるから体がおいつかないんだよ」
予想外にしっかり怒られて、思わず俯く。
「ごめん…なさい」