「季蛍もそろそろ限界なんじゃないの?」





ナースステーションで真っ赤な顔をする季蛍は、栄養ドリンクを飲み干して。





「全然平気、もうなんか元気すぎて困る」






どや顔をする意味がわからないが、とりあえずは頷いておく。






「…そろそろ高島が怒るんじゃない?あんまり自分の体に嘘ついてると」






「嘘なんかついてないもん。…大体高島先生は物わかりがいいから怒らないし。


過保護な誰かさんとは違うんですー」





「……さぁ?別にいいけど。後悔するのは自分だからな」





「…。」