下ろされて目を開けると、そこは見覚えのある部屋。 …診察室のベッドの上だ。 ベッドの上に座って小刻みに咳を繰り返していたら、隣にパパが座った。 背中をさすってくれて、たまに軽くポンポンと叩かれる。 「…薬は?」 首を左右に振ると、白衣のポケットから錠剤が出された。 「飲んで」 水のコップも渡されて、ブラウスを濡らしながらもなんとか飲み込む。 「…予定通り来たんだ。よかった」 「…ん」 「最近調子良くないね、今日も」 「……ん。」