首を縦に振ると、蒼先生は服のボタンを留めてくれて。 「じゃあ午後は検査するね」 頷きで返すと、蒼先生は病室の出口に向かって。 病室内にいた看護師に、 「ご飯もまだ食べられそうにないから…点滴しといてくれる?」 「わかりました」 と声をかけて、蒼先生は出て行った。