「胸の音聞いたら処方箋書くから…家帰ったら蒼先生にも見せといて」




「…そしたらまた怒られちゃうじゃないですか」





「しょうがないでしょ…見せない訳にもいかないし」



白衣の下のブラウスのボタンを少し開けて、聴診器を入れた。



「…喘鳴聞こえてたら吸入して帰ってもらうから」



「…えっ」