「もー……やだ…」 「だって見て、9度…5分」 ハァハァ荒い息を続けて、真っ赤な顔を左右に振る。 「…どーすんの、凜」 「あだ…ま……いだい」 「だから…凜」 「…いらない、食べない」 「……どうすんの」 時計は夕方6時半。