「島内さんね、胃潰瘍だから。……仕事のことは忘れて今は治すことに専念してね」 頷くとニコリと笑顔を返された。 「…じゃあ何かあったらすぐ呼んでね」 喋れないから頷きで。 「…あとで見に来るよ」 そんな蒼先生がいてくれたときは、妙に安心できたなあ…なんて思った。