静まりかえった家の中。 やっぱ…一人になるとちょっと寂しい。 久しぶりに熱を出したから、体が火照ってなんか怠い。 体が自分のものじゃないみたいに。 重くて…頭が怠くて…。 自分で自分の頬に手を触れると、熱くてびっくりした。 それでもお粥は食べて薬も飲まないと、芙羽をがっかりさせることになるから。 食べなきゃ…と思いつつ、瞼が閉じて眠ってしまった。