「え!?蒼先生が入院!?」
「声がでかい…」
上野先生に苦笑いされて、ペコペコ頭を下げる。
「珍しいよな」
「…珍しいっていうか…なんて言うか」
「無理しすぎなんだよ、あいつ」
「…季蛍は知ってるんですか?」
「うん。季蛍さんに最初伝えた」
「そうなんですね…」
「いや…まぁ順調に回復したら一週間程度でしょ。そんなに酷くないし」
「わかりました、じゃあ……まぁ蒼先生のフォローはぼちぼちと」
「うん、蒼いないと相当内科が慌ただしいな」
「僕が頼りないみたいじゃないですか」
「はは、違うよ。蒼の患者さんとか皆高島とか季蛍さんにいくわけだろ?大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ、内科は僕と季蛍だけじゃありませんから」
「まーな…」