「私体調崩したら話にならないもんね!頑張らなきゃ」




「陽を変えるのは俺じゃなくて結かよ」





「だって」





「…んふ、おいで」





結を抱きしめつつ、俺の膝上にちょこんと座った陽は、あいた手で俺の手を握る。






「港の手温か~い」





「陽の手冷たい」





「…冷えちゃった」





「…無理するなよ」





「………してないよ」