洗濯機が回り始めた頃、愛優は口に手を入れて吐いていて。



「愛優…季蛍呼んできてあげるから手抜いて」





「…ゃッ……だ」






「…季蛍ー。洗濯畳んだ?ちょっときて」





「ん?あのね、上着にティッシュ入っててポケットすごくなってた!」





そう言ってはしゃぐよくわかんない季蛍の服を引っ張って。




「…愛優」





「え!?どうしたの…愛優」





「…ん、おぇ…」