「あ゛ー…」




椅子に体を預けて、目を瞑る。





「お前も無理すんなよ?睡眠は医者の命だ!」





そう言って俺の肩に手をかけて、『凝ってるなぁ~』なんて言うのは俺の先輩。





「…先輩はいいじゃないですか、今日オペないんだから」





「イヤミだな、それ」






「いや、ほんと。代わって下さい」






「…まぁ俺よりお前の方が腕がいいってことが薄々バレてんだな!」






「……先輩は俺に押しつけてるだけじゃないですか。」





「…まぁまぁ!気にすることないよ」






「先輩!」