「果織ちゃんが辛そうで見てられないです」




そう言う看護師は、果織ちゃんのごっそり余った食事のお盆を台に乗せた。





通りすがりの俺はその食事の量を見て思わず二度見。





「…蒼先生、果織ちゃん退院させちゃだめなんですか?」




「まだ無理だよ」




「………でも果織ちゃん」