「…ン…ズビ……グス……」




「泣くのやめろよ…もうママになったんだから」





「…ヒッグ…ッグ…スン…」






「泣かない。……陽が弱くなっちゃってどーすんの」




頭を撫でたらすこし顔を上げてくれて。





「怒られたからってすぐ泣くな。…俺だって本当は怒りたくないよ」




「……」





「薬持ってなかったのは陽が悪い。今朝も昨夜も俺言っただろ?守らなきゃ」




頭を撫でて、その手で服のボタンに手をかける。




「ここすこし開けて。胸の音聞くから」