「今日はそれだけなんだから。もう泣かないの」 「……ッ」 「お薬早くもらって蒼先生に塗ってもらって」 高島がそういうと、季蛍は若干俺を見上げた。 「行こっか」 頷いた季蛍はまた泣きそうな顔をする。 「…んはは、泣かないの。笑って」 「……」 「泣き虫だなぁ…。」