「季蛍も座りなよ、そこ立ってないで」





蒼が手招きするので荷物だけ下ろして…蒼の元へ。



「…何、気分悪い?」





「ううん、そんなことない」





座布団の上に座ると、お母さんの『できたわよ』と言う声といい匂いがした。




「あ。手伝います!」




「いいのよ~季蛍ちゃん。」





「いえ、ご飯まで作ってもらっちゃって…」






「大したことないわよ、期待しないでね」





「いや…でも…すっごくいい匂いが」





「気に入ってもらえるといいんだけど……」





リビングの机にはいくつものお皿が並べられていった。