翌日、6度8分と微妙なところまで下がった私はなんとか……出勤……。



したんだけど。




「何で来てんの!ぶり返すでしょ」




妙に心配してくる高島先生が、私の白衣を何度も引っ張った。





「…だって蒼がいいって言ったから」





「だとしても…熱上がっちゃうよ…」





「なんでそんなに心配性なんですか、高島先生」




「いやぁ…そりゃね」




「…大丈夫です。もう」





「まぁ…それはそれで良かったけどなぁ」





「…ありがとうございます」





「んへ、どういたしまして」