「ママ…早くお熱下がるといーね!!」




着替え途中の夏来は季蛍の上に乗って、ほっぺをぷにぷにした。




夏来……可愛い。




「ありがと……夏…」




泣きそうな顔で季蛍夏来を抱きしめる。




「…おやすみ、夏」




「おやすみ!」





季蛍から降りた夏来は、着替えを済ませて俺の手を引っ張った。



「寝よ!」




「くまさん持ってくんじゃないの?」





「あ!くまさん…」