それから30分ほどしてそろそろ外来の準備でもしようかと思っていたとき。




ベッドの上で眠っている季蛍の胸が激しく上げ下げしているのがわかって。




…え、何?





「…季蛍?」



「…ッは、……」




苦しそうに息をする季蛍は、布団をギュッと握りしめていた。





「……発作か?」





『わからない』とでもいうように、季蛍は何度も首を振った。





背中を支えて体を起こすと、『はぁはぁ』と短い呼吸を何度も繰り返した。





「……ッう……ッ」




それから全身の力が抜けたかのように、俺に体を預けていて。




「……びっくりした、季蛍薬は?」




また首を左右に振った季蛍は、突然の発作に目に涙を浮かべて。