ちょっとよく理解ができないかな。 まぁ落ち着こう。と取り敢えず指定された席に座ったが、 周りの生徒達が珍しそうな視線で私を見てくる。 もちろん、周りは全員男子生徒。 「え、女子じゃん」 「すっげ、女だ」 「かわいくね?」 「俺結構タイプかも...」 と数々の会話が聞こえてくる中、どうすればいいかわからない私は俯く。 『いや...え、ここ共学だよね?』 小声でそう自分に問いかけるように呟く。